専任教員

Professor

大八木 時広准教授 国際情報専攻 国際(関係)・政治コース
令和7年度募集教員

担当科目
国際政治論特講
特別研究

専門分野

国際政治学,欧州統合研究

特別研究の研究領域

特別研究では国際政治学全般について扱います。その中には,国際政治理論,国際政治史,地域研究が含まれます。受講者の研究分野に合わせて上記の研究領域からさらに特定領域に絞り込むことがあります。

特別研究の指導及び研究上のポイント

特定の時代や事件のみに受講生の興味・関心が偏らないよう,大きな歴史的流れを意識するような指導を行います。また社会科学的思考法を意識した研究指導を心掛けます。受講生には自分の選んだ研究テーマが国際政治の歴史的流れの中でどのような意義と位置づけがあるかについて意識を持つことが求められます。

特別研究の進め方

まず担当教員のアドバイスの下で各自の研究テーマを決めます。テーマ設定は研究の質にかかわる大事な作業ですので,時間をかけて行うことになります。担当教員によってテーマ設定をし直すこともあります。次にそのテーマに関して参考文献や資料を探す作業に入ります。参考文献や資料の質と量も研究の質を左右しますので,入念な検索を行います。その後,入手した文献と資料を各自が読み込む作業となります。国際政治学は他の社会科学と同様,膨大な文献を読み込む作業が研究を進めるうえで必須となってきます。多量の読書を伴うことは覚悟してください。そうした読書を行う一方でテーマに関する分析を行います。この分析については国際政治学の場合,比較という手法が有効です。最終的に結論を導き出し論稿にまとめます。

主な学歴

平成元年 日本大学法学部政治経済学科卒業
平成 3年 日本大学大学院法学研究科 博士前期課程修了(修士[政治学])
平成 6年 日本大学大学院法学研究科政治学専攻 博士後期課程満期退学

主な職歴

平成 7年 日本大学通信教育部インストラクター
平成 8年 常磐大学人間科学部非常勤講師(平成14年7月で終了)
平成 9年 日本大学商学部非常勤講師(平成20年3月で終了) 
平成 9年 日本大学文理学部非常勤講師(平成14年3月で終了)
平成10年 日本大学生物資源科学部非常勤講師(平成28年3月で終了)
平成14年 日本大学法学部非常勤講師(平成29年3月で終了)
平成16年 日本大学経済学部非常勤講師(継続中)
平成17年 日本大学歯学部非常勤講師(平成21年7月で終了) 
平成28年 日本大学危機管理学部准教授(継続中)

主な著書

『環境政治学への視点』(共著)信山社,1997年(第9章「EUの環境政策」担当)
『統治システムの理論と実際』(共著)南窓社,1999年(第3章「国家と国際社会」担当)
『地球環境レジームの形成と発展』(共著)国際書院,2000年(第2章「地球環境問題へのグローバル・ガバナンス・アプローチ」担当)
『現代の国際政治』(共著)ミネルヴァ書房,2002年(第6章「環境・人口問題と開発」を信夫隆司と担当)
『ヨーロッパ政治研究序説』(共著)信山社,2003年(第1「ロベール・シューマンの統合理念―『ヨーロッパのために』を中心として―」,2章「ヨーロッパ統合における「民主主義の赤字」―EUの「民主的コントロール」―」担当)
『政治の世界』(共著)北樹出版,2004年(第7章「国際社会の政治」担当)
『政治学』(共著)弘文堂,2011年(第9章「圧力団体・NGO・NPO」,第12章「国際政治」担当)
『国際関係論』(共著)弘文堂,2013年(第8章「世界観と国際関係理論の構築」,第9章「国際レジーム論とグローバル・ガバナンス論」,第13章「非国家アクターの台頭をどう見るのか」)
『国際関係論(第3版)』(共著)弘文堂,2018年(第9章「国際レジーム論とグローバル・ガバナンス論」)

主な学術論文

「国際統合理論研究序説―ドイチュとハースを中心に―」『法学研究年報』第22号,1992年(日本大学大学院法学研究科)
「修正国際統合理論の展開―コンコーダンスシステム論の分析―」『法学研究年報』第24号,1994年(日本大学大学院法学研究科)
「1989年ヨーロッパ議会選挙―フランスの事例―」『選挙研究』第10号,1995年(日本選挙学会)
「グローバル・ガバナンスへのアプローチ―ローズノー論文の検討―」『政経研究』第33巻2号,1996年(日本大学法学部)
「欧州連合の99年危機」『政経研究』第39巻4号,2003年(日本大学法学部)
「欧州委員会の任命プロセス―プロディ委員会の事例―」『法政論叢』第40巻2号,2004年(日本法政学会)
「EUの新型コロナ感染症政策に関する一考察-『EUワクチン戦略』を中心に-」『危機管理学研究』第6号,2022年(日本大学危機管理学研究所)

教員インタビュー

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